2009年7月26日日曜日

数なのか質なのか

 久しぶりにブログを書きます。
 少し忙しかったため、なかなか書けなかったです。
 ここ最近、我が病院での治療患者さんの量が急激に多くなっています。
 私の担当患者さんももちろん多くなっており、てんやわんやしている状態です。
 どうしても患者さんの数が多くなってくると一人の患者さんにかける時間は少なくなってきます。
 そうなると思考する時間は短くなるわけです。
 また、思考時間が短くなるだけでなく、その思考する量は逆に患者さんの人数分だけ増加します。
 担当患者さんが多くなるということはセラピストのとって負担になります。
 たしかにそこに患者さんがいるから診ていかないといけないのは分かっていますが、それと質の話とは違うような気がします。
 質をあげるためにはある程度の数にしないといけないわけです。科としてはそれを調整する必要はあると思います。
 より効率良く、そして質をあげるということ。
 病院によっては数を求められるところもあると思いますが、やはり理学療法士として、数ではなく、どれだけ患者さんを良くできるかという質が大切だと感じます。
 経営などの問題もあると思いますが、理学療法士の数が増加している今だからこそ、理学療法の質が求められないといけないと思います。
 じっくり考えられる時間、じっくり勉強できる時間、じっくりスタッフと話し合える時間、時間が必要なのではないかなと思います。
 ただ、時間は作るものですが、ある程度の余裕は必要だと思います。
 
 ここ最近、疲労が大きく、家に帰るとぐったりしています。
 愚痴も出ますし、考える気力がなくなります。
 愚痴を言っていても、患者さんが良くなるわけでもないし、時間が増えるわけでもない。
 時間を有効に使えるように頑張ろうと思います。

 若干の余裕と患者さんを治したいという気持ちから知的好奇心が生まれる。

2009年7月15日水曜日

目から鱗

 今日は昼から半休を頂き、大学院へ。
 昼間の移動は暑いです。
 いつもは朝と夜の移動なので、まさか昼間がこんなに暑いとは思いもしなかった。
 汗をダラダラかきながら大学へ。

 研究計画を見てもらうが、計画が緻密でないため、あまりコメントは頂けなかった。
 その代わり文献をコピーさせて頂いた。
 その文献が物語っているかのようである。
 さっそく帰りに読んでみたが、自分の研究計画が安易なものであったと感じた。
 文献一つで、色々考えさせられることがあります。

 研究計画を立てる際に自分のこれまでの知識を総動員できていない。
 視点が偏ってしまう。
 一つのものを多面的に見る力をつけないといけない。
 色んな方向から物事をみれば、その本質が見えるはず。

 今日頂いた言葉「最前線で研究している人間と同じ土俵に立って、研究をするのだから、追い抜かすという気持ちを持て。いつまでも自分を下と思っていたらずっと下の研究しかできない。」これは心に刻んでおこうと思う。
 大学院へ入って、できないことが多いので、できない自分との戦いが大きかったように思います。
 もっとポジティブに考えた方が良い。
 知識をつけて、先人達の研究を追い抜くという気持ちでやろう。
 それにしても知識が少なすぎる。
 視点も少なすぎる。

 さあ、明日からまた頑張ろう。
 やる気が湧いてくる。

2009年7月12日日曜日

ペース配分とゴール

 この休みは久々にゆっくりできました。
 しかし、英文は読み進めないと、そろそろ計画書を作成することに手をつけないといけない。
 頭の中ではなんとなく、考えているが、実際どうなのか。
 とりあえず、頭の中のこと具体的に文字に起こす作業をしよう。
 ここ最近、学会発表に追い詰められていました。
 今度は研究に追い詰められそうです。
 全部ぎりぎりのような気がします。
 
 去年まではずっと同じ時間を同じペースで走ってきたけど、今年はスケジュールに合わせて走っていかないといけない。
 自分が立てたスケジュールがこんなにタイトだと思っていませんでした。
 ペース配分は大切ですね。
 初めて、走ったことのない距離を走るみたいに、すぐに息切れしそうです。
 少し、調整しながらやっていこうと思います。

 やっぱり、自分で経験しないと分からないものです。
 先を見て、そのゴールに向かって、逆算し計画を立てていく能力が非常に大切です。
 予測して、着実に踏みしめていくことを今までできていなかったと痛感します。

 何事も計画的に。
 そして確実に歩んでいく。
 その先にゴールがあると思います。

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2009年7月7日火曜日

必要な思考

 なんとか無事学会発表が終了。
 今回のポスターも残念ながら意図が伝わらなかった。
 人に伝えるということは難しいと思い知らされました。
 反省点は色々ありますが、もっと端的に言いたいことをピックアップしないといけないということが一番でしょうか。

 学会の方は、興味深い内容でした。
 患者と話すということが大切。
 ただ、話すだけでなく、治療に役立てるということです。
 患者さんを知るため、導くために話すことが必要であると共に、話すことによってセラピストの思考も変化する必要があるという視点は、納得です。
 主観と客観、1人称と3人称、外部観察と内部観察は繋がってこそ意味がある。
 どちらだけでは意味がない。
 勉強でも今までのことを全て知る必要がある。
 歴史を踏まえた上で、前へ進まないといけない。

 患者さんの言語に注目し、順序立てて、今までの思考を考え直し、批判し、思考を新たに展開していくイタリアの研究方法は素晴らしいと思う。
 見習わないといけない。
 自分を批判的に吟味するということは非常に難しい。
 どうしても物事を一方向からしか見ることができなくなってしまう。
 自分を客観視できることが必要だ。
 研究計画もその通りだと思う。
 批判的吟味、共感この2つが必要だと思う。

 またモチベーションが上がってきました。頑張ります。

2009年7月2日木曜日

Negative thinking

 今日は少しネガティブです。
 結果を出すということは非常に難しいと感じる。
 自分が担当している患者さんはすべて良くなっているのか。
 自分の治療の効果によるものなのか。
 時々、これは自分の治療の効果なのかと疑うことがある。
 自分の都合の良い解釈ではないか。
 何を信じて良いか分からないことがある。

 時々、自分がやったことを外から評価してもらいたい。
 
 ただ褒められて、評価されたいだけなのかな。

 外の評価はいつも自分の期待と大きく外れてしまう。
 それも悪い方に。
 自分の力の無さがそれに繋がる。

 自分が頑張ってやったと思った以上に他の人達は頑張っている。

 周囲から見れば、結果がすべてで、そこに言い訳はない。
 人に評価されたい自分がいる。
 そんなに人の評価を気にする必要があるのかとも思うが、心の奥では確実に評価されたいと思っている。
 だからへこむのだろう。
 自分としては腹くくってやっていることが、他の人から見ると大したことない。
 
 気持ちは落ち着いているが、そういういらないことを考えてしまう。
 人は褒めて育てないといけないとつくづく感じる。

 努力が足りないことだと思う。
 やっぱりやるしかない。結果を出すために厳密な過程、手続きを踏まないといけない。