2010年10月24日日曜日

研究の近況

 気づけば、もう10月後半になってます。
 時間はあっという間に過ぎてしまいます。

 とりあえず、実験が今日で終了予定です。
 おそらく、まだ実験すると思いますが。
 今は次の被験者が来るまでの休憩時間です。

 データ解析に入りますが、また数字、統計との戦いです。
 実験の結果から何が言えるのかこの解析次第です。
 しっかり見えてくるものがあるのか、見え方次第では見えるものも見えません。
 数字を扱うということは非常に難しさを感じます。
 はっきり結果が出るので、曖昧な感じでは終わりません。

 数字を扱う恐ろしさを感じます。

 ここ2日前ぐらいから体調を崩しており、いまいち本調子ではありませんが、なんとかします。
 数字、データは大切に扱わないと。

2010年10月16日土曜日

身体受容

 ここ最近、中枢神経障害の患者さんを診させてもらうことが増えています。

 症状は違えど、不安感ということでは共通しています。
 今までと違う身体感に戸惑い、自由がきかないことで不安は強くなる。
 受容するということは今の自分を受け入れることだ。
 自分の身体を受け入れた上で、どのように身体を取り戻していくのか。
 混乱の状態からそれを受け入れ、その状態を乗り越えていく準備ができる。
 障害受容ではなく、身体受容ということが必要なのかなとここ最近の治療で感じています。

 今日は非常に感動的というか、気持ちが動かされる治療時間でした。
 治療の最後に歩行の状態を確認しますが、その時に患者さんが、
「今日は歩いていて、すっきるする。気持ち良い感じがするね。前までは怖いばっかりだったのに。」
 とふと声が漏れました。
 本来、歩行というのはただの移動手段だけではなく、そのこと自体に情動が動かされる行為なのではないかと感じました。
 赤ちゃんが初めて歩いた時、もしかしたら快の情動が激しく働いているのかもしれません。
 頑張って歩くことよりも自然に気持ち良く歩くことを感じられることということは非常に大切なのかもしれません。
 大地を踏みしめるとか、スゥーッと踵からつま先に体重が抜けていく感じ、それが、腰まで伝わってくる感じ、そのような感覚が歩くという感覚なのかな。

 治療が終わった後に話していると目にうっすら涙を浮かべられていたのが印象的でした。

 急性期なので、理学療法が一手助けだと思われるが、このような経験をより多くの患者さんと共にできるように、頑張っていきたい。

2010年10月9日土曜日

心意気

 昨日のサッカー、日本代表の試合は歴史的な勝利でした。
 一つ何かを乗り越えたような強さでした。
 飛躍ですね。

 長友選手の動きが光って見えました。
 彼はワールドカップ後、イタリアのクラブチームに入り、活躍しています。
 彼は日本での最後の試合後に、「世界一のサイドバックになって帰ってきます」と宣言しました。
 有言実行しようとしています。
 環境が変わっても、活躍できるということは非常に素晴らしいことだと思います。
 クラブチームでの活躍、日本代表での働きを見るとその心意気が伝わってきます。

 私も世界一とは言えませんが、世界に知られるような研究をしたいなあと思います。
 とりあえず、日本で知られないといけませんが、心意気は高く持って、頑張ります。
 それに伴い、セラピストとしても成長できればと思います。

 研究の方は、やっと本実験が開始できそうです。
 必要な機器も揃いました。
 後は時間との戦いです。

 心意気は高く、人の意見には謙虚に耳を傾けていきたいです。