2011年2月26日土曜日

スタンス

 修士論文を提出し、研究室内での発表会があり、審査を受け、一段落つきました。
 と思ったら、補助講師のお手伝い。
 大きな勉強会で、セラピストの方々を対象とした勉強会の補助講師なんて、人生初です。
 
 この1年間ぐらい臨床で考えてきたことを整理していく作業をしないといけないと考えています。
 整理すると同時に文献とすりあわせていく作業をしていかないといけないです。
 そして、もう一度患者さん一人一人と向き合うスタンスを取りたいと思います。
 正直な所、院での生活が中心となってしまい、自分の力を研究にそそぎ過ぎていた感はありますし、そうしないとやっていけない部分がありました。
 自分の原点は臨床ですし、どのような疾患でも、どのような場合においても諦めずに、患者さんを治療していく、少しでも今の状態よりも良い状態に変化してもらうことを目標にして、手を抜かずに、一つずつ解決していくスタンスをとっていました。
 もう一度その気持ちに戻って、死ぬ気で患者さんと向き合わないといけないと思います。
 そして、研究でも修士で行ったテーマは自分のやらないといけないものとなっています。
 このテーマは明らかにしていく必要がありますし、発信していく必要があると強く感じます。
 責任を持って、進めたいと思います。

 臨床に、研究に、そして教育に。
 中枢疾患に、整形疾患に、代謝系疾患に。
 運動障害に、意識障害に、高次脳機能障害に、痛みに、さらに言えば、めまい。
 私のやらないといけないことは広がり過ぎた感があります。
 自分自身、立ち位置を決めないといけないのではと考えていましたが、そうではないということに至りました。

 自分の原点は目の前のことに向き合うということにあり、それを解決したいという欲求に純粋に向き合うこと、良くしたいという欲求に向き合うことが自分の立ち位置になると考えました。
 だから、自分が臨床だとか研究だとか教育だとかは考えないし、疾患でも純粋に目の前にいる人の疾患について、解決していくように学んで行きたい。
 立ち位置は決めないし、その都度、変わっていっても良いと思うし、それが自分のスタンスにしていきたい。
 真摯にすべての現象に向き合うことを忘れないで、何事にも諦めないで立ち向かうことをしていきたい。

 今年の大きな目標は今の知識で、セラピストの初心に変えること。
 そして、さらに経験と知識をつけていくことにしようと思う。
 それを自分の中だけでは蓄えず、外に伝えていくこともしていくことにしよう。
 知らない間にそのような状況に立っている自分がいる。

 それにまだ、気付けていなかった。
 セラピストとしてはまだまだ経験が足りないが、もっと伝えていくこともしないといけない。
 それも真摯に向き合っていきたい。

 これからセラピスト人生、エンジンを積みかえないとやっていけない予感がする。
 自分のエンジンで、そこまでできるか不安だが、やれるだけやっていこう。