2010年12月30日木曜日

一瞬の出来事

 もう少しで一年が終わります。
 あっという間に12月。
 今年は怒涛の一年でした。
 まぁ、振り返ってみれば、自分と向き合うことしかしてません。
 学会には一つの演題も出していませんし、勉強会もアウトプットしていません。
 今年は研究の年だったような気がします。
 寝ても覚めてもというのはこういうことかと思います。
 この感じが臨床に活きていけば良いと思います。
 後は結果を出すだけ、今まで学んだことを外に出していこう。
 そして、フィードバックして、また自分の糧にしよう。

2010年12月26日日曜日

自分のやったことを振り返れる

 久しぶりにブログを更新します。
 書きたいことは山程ありますが、向き合わないといけないものが大き過ぎて、書く気になりませんでした。
 修士論文追い込みです。
 こんなに寝ない時間が今まで生きてきた中であったかと思う程寝てません。
 実習の時でも寝てたのに、こんなになるとは想像もできませんでした。
 考察が全く進みません。
 知識が少ないことに気づかされます。
 物事を説明するためには多面的な見方、知識が必要だと痛感します。
 臨床も同じだと感じます。
 一つの物の見方では頭打ちしてしまう。
 一つの目的に向かって、多面的に見てこそ、目的を達成できる。
 目的を変えてしまえば、達成されないでしょう。
 いかに柔軟に対応するか、いかに自分の目的を曲げないか。
 芯を通さないと、柔軟性は意味を持たないと思います。
 真っ直ぐだけど、グニャグニャな考え方になって行けたらなと思います。

 早く今の状況から抜け出したい。
 後になったらどうもないことなんでしょうけど。
 もっとこうしとけば良かったと思うんでしょうけど。
 実習で担当した学生さんに、気付かされました。
 過去を振り返れるから、成長できる。
 でもその時にがむしゃらでもしっかり向き合ったから、過去になった時に、振り返れるんだなと。
 その学生さんは、実習中に書いたレポートを読んで、こりゃ分かりにくいと思ったと言ってました。
 そうしたら次にどうしたらいいか分かったような気がしたと言ってました。
 成長できるんだろうなとその言葉を聞いて思いました。
 私はレポートを書かないでもいいと思ってましたが、レポートは一つの振り返る方法だなと感じました。

 まとまってませんね。
 私の頭と同じ状態です。
 後で振り返って、駄目だったな、もう少しこうすれば良かったなと思えるように、自分のやったことを振り返れるように、しっかり向き合うようにします。

2010年11月11日木曜日

お披露目

 今日は学会の締め切り日でした。
 毎年のことで、休みを頂いています。
 締め切りが14:00まででしたが、今回は余裕をもって、迎えられました。
 抄録を出す時はいつもドタバタですが、今回ほどゆっくりしているのは初めてです。
 早く自分の研究を外へお披露目したい気持ちが最近出てきています。
 モチベーションが上がってきています。

 抄録の次は、他の実験の解析、統計をしないといけません。
 それに文章にしていかないといけません。
 読まないといけない文献も出てくるでしょう。
 ここからが踏ん張り所です。


 話が変わりますが、ここ最近、事故で怪我をされる方を診せてもらうことが多くなってきています。
 臨床で何度も痛みを考える機会を持たせてもらっていますが、やはり、痛くて、夜寝られない、足の置き所がないというのは、非常に辛いことであることを認識させられます。
 セラピストは痛みをもっと深刻にとらえる必要があるし、治療を探していく必要があると感じます。
 痛みについて感慨深い文章があったので、リンクしておきます。

2010年11月6日土曜日

output

 学会へ向けて、抄録作成中です。
 昨年の学会へは投稿できませんでしたが、今回は確実に投稿します。
 昨年は非常に残念な思いをしました。
 来年はoutputの年になりそうです。
 フィードバックをもらい、新しい考え方で、臨床、研究を続けていければ良いなと思います。
 1年半自分のやってきたことがやっと外に出ます。
 どんな反応が頂けるのか期待でいっぱいです。
 ただ、言えないことがたくさんあるので、もっと詳細にデザインを組んでいかないといけないこともあるし、もっと知らないといけないこともたくさんあります。
 データを眺めてると色んなことが言えるし、逆に言えないこともたくさんあることに気づかされます。
 臨床でも患者さんの治療をゆっくり考えると色んな発見があります。
 ここ最近は、免荷中の患者さんにどうやったら荷重感覚、踏ん張って足を運んでいく感覚を練習できるかを実践中です。
 2名の患者さんは全荷重許可初日から独歩もしくは杖歩行が可能なレベルでした。
 今までに可能ではあったが、跛行が合った患者さんが多かったですが、2名は跛行がほとんど見られません。
 1名はなんと全荷重許可後、1週間で退院されました。
 まだ理論的ではありませんが、トレーニングとしては体系化しているつもりです。
 キーワードは圧と股関節、圧の移動ですね。
 ボールを使用したトレーニングですが、股関節のトレーニングとしてはかなり良いのではないかと思います。
 症例数を増やして、少し様子を見てみようと思います。

 やってみたいことはたくさんありますが、じっくりやっていこうと思います。

2010年10月24日日曜日

研究の近況

 気づけば、もう10月後半になってます。
 時間はあっという間に過ぎてしまいます。

 とりあえず、実験が今日で終了予定です。
 おそらく、まだ実験すると思いますが。
 今は次の被験者が来るまでの休憩時間です。

 データ解析に入りますが、また数字、統計との戦いです。
 実験の結果から何が言えるのかこの解析次第です。
 しっかり見えてくるものがあるのか、見え方次第では見えるものも見えません。
 数字を扱うということは非常に難しさを感じます。
 はっきり結果が出るので、曖昧な感じでは終わりません。

 数字を扱う恐ろしさを感じます。

 ここ2日前ぐらいから体調を崩しており、いまいち本調子ではありませんが、なんとかします。
 数字、データは大切に扱わないと。

2010年10月16日土曜日

身体受容

 ここ最近、中枢神経障害の患者さんを診させてもらうことが増えています。

 症状は違えど、不安感ということでは共通しています。
 今までと違う身体感に戸惑い、自由がきかないことで不安は強くなる。
 受容するということは今の自分を受け入れることだ。
 自分の身体を受け入れた上で、どのように身体を取り戻していくのか。
 混乱の状態からそれを受け入れ、その状態を乗り越えていく準備ができる。
 障害受容ではなく、身体受容ということが必要なのかなとここ最近の治療で感じています。

 今日は非常に感動的というか、気持ちが動かされる治療時間でした。
 治療の最後に歩行の状態を確認しますが、その時に患者さんが、
「今日は歩いていて、すっきるする。気持ち良い感じがするね。前までは怖いばっかりだったのに。」
 とふと声が漏れました。
 本来、歩行というのはただの移動手段だけではなく、そのこと自体に情動が動かされる行為なのではないかと感じました。
 赤ちゃんが初めて歩いた時、もしかしたら快の情動が激しく働いているのかもしれません。
 頑張って歩くことよりも自然に気持ち良く歩くことを感じられることということは非常に大切なのかもしれません。
 大地を踏みしめるとか、スゥーッと踵からつま先に体重が抜けていく感じ、それが、腰まで伝わってくる感じ、そのような感覚が歩くという感覚なのかな。

 治療が終わった後に話していると目にうっすら涙を浮かべられていたのが印象的でした。

 急性期なので、理学療法が一手助けだと思われるが、このような経験をより多くの患者さんと共にできるように、頑張っていきたい。

2010年10月9日土曜日

心意気

 昨日のサッカー、日本代表の試合は歴史的な勝利でした。
 一つ何かを乗り越えたような強さでした。
 飛躍ですね。

 長友選手の動きが光って見えました。
 彼はワールドカップ後、イタリアのクラブチームに入り、活躍しています。
 彼は日本での最後の試合後に、「世界一のサイドバックになって帰ってきます」と宣言しました。
 有言実行しようとしています。
 環境が変わっても、活躍できるということは非常に素晴らしいことだと思います。
 クラブチームでの活躍、日本代表での働きを見るとその心意気が伝わってきます。

 私も世界一とは言えませんが、世界に知られるような研究をしたいなあと思います。
 とりあえず、日本で知られないといけませんが、心意気は高く持って、頑張ります。
 それに伴い、セラピストとしても成長できればと思います。

 研究の方は、やっと本実験が開始できそうです。
 必要な機器も揃いました。
 後は時間との戦いです。

 心意気は高く、人の意見には謙虚に耳を傾けていきたいです。

2010年9月23日木曜日

 休みが多く、リフレッシュできました。
 この休みにはスーパー銭湯へ行き、身体を休めました。
 湯船に浸かっているとリラックスできますね。
 それにスーパー銭湯は色んなお風呂があります。
 水風呂に電気風呂、露天風呂などなど、その中に水圧をかけるものがありました。
 なんか治療に使えそうな感じ。
 直感ですが、何となくそう思いました。
 身体に圧がかかることで、重心移動が起こる。
 色々な場所から圧がかけられるので、色々な方向に重心移動が促される。
 リズミックスタビリゼーションみたいな感じです。
 そこから色々妄想にふけりました。

 赤ちゃんは、生まれる前に羊水の中で育ちます。
 羊水の中である程度発達してから、生まれてきます。
 水の中というのは、身体を感じやすいと思います。
 なぜなら水の性質として、水圧があるからです。
 常に圧がかかっていて、それは羊水の中であれば、全身にかかっている。
 動くと圧のかかり方が変わる。
 常に運動に対して圧の変化が変わってくれる。
 四肢だけでなく、体幹に対しても同様です。
 しかも浮力があり、重力が軽減されます。

 よく言われるのは、浮力の効果、水圧の効果ですが、圧をコントロールすることもできる。
 さっきのお風呂みたいに、横から水を流したりして。
 けっこう転倒予防などに利用できるのでは。
 水の中ではこけても骨折しませんし。

 転倒予防と言えば、wiiみたいなバーチャルシュミレーションも有効な手段だと思います。
 最近報告が多いです。

 あまりまとまりがない話ですが、水治療ってけっこう使い方によっては良いのかなと感じました。
 どちらかというと健康増進や転倒予防などで非常に有効なのではないかな。
 水に入るのって、色々面倒です。
 例えば、水着に着替えないといけないし、後で身体拭かないといけない。
 入院患者さん達にはあまり向いていない。
 でも定期的にプールなどに通うことができる人であれば、比較的利用しやすい。
 スポーツジムみたいなところに水圧の調整できる機械があればいいのに。
 理学療法士や運動指導士がしっかりその人にあったプランを立てられれば、骨折する人は少なくなるかもしれません。

 転倒予防などに使用する方法以外にも色々日本人にとっては、リラックスできるものではないかなと思います。
 それに関しては、考えがまとまらないので、もう少し考えます。

 そんなことを考えながら銭湯でゆっくりしてました。
 明日から切り替えて、動き出します。 

2010年9月21日火曜日

生き方、学び方

明日死ぬと思って生きなさい

永遠に生きると思って学びなさい

マハトマ・ガンジー


 昨日、テレビで名言集をやってました。
 心に響きます。
 常に向上心を持って、学びたいと思う。

2010年9月19日日曜日

充電中

 とりあえず、一段落しました。
 この連休は久々にゆっくりしています。
 嵐の前の静けさ。
 中間発表後、久々にドーパミンが出た感じがします。
 自分は自己報酬系が一番強いのかもしれません。
 人にどれだけ称賛されても、自分が納得しないと、いまいち受け入れられません。
 今年はずっとネガティブだったような気がします。
 すっきりしました。
 ただ、これは経過です。
 さらに発展できるように今できることを今します。
 英論文をきっちり着実に読み上げていくことの重要性が再確認できました。
 過去にどのような研究が行われているか知ることは、前に進むための原動力になります。
 考察はどのような積み上げでその実験に至ったかを示す。
 その積み上げを自分の実験でさらに積み上げていければいいと思います。

 過去を知ることが未来へ繋がる。
 もっと過去を知らなければいけない。
 幅広い知識とそれを創造性につなげる臨床や研究が展開したい。

2010年9月13日月曜日

人生のギアをあげる

 毎日、毎日、1時間や2時間やらの睡眠が続いています。
 こんなに寝なくても生きていけるんだと肌で感じてます。
 なぜ、寝てないかというと中間発表が近づいているからです。
 ただ、私は今までこんなに勉強してこなかったのか疑問です。
 患者さんの治療を考えるのに、こんな時間を使わないのはなぜなのか。
 自分のことをするためには時間をかけてしまうのか?
 課題があるからなのか?
 患者さんのことを考えることももう少しできるのでは?
 おそらく、甘えているのだろう。
 ルーチンになっているのだろう。
 そう考えるとこれからの臨床をもう少し考えられそうな気がします。

 よく聞く話ですが、リハ職は、医師や看護師と対等に話せないという話を小耳に挟みました。
 小耳によるとその理由は、
 「基礎的な知識を知らないから対等に話せないのではということ。リスク管理もできない、薬も分からないでは、話にならないのでは。」
 確かにそれも一理あるけれど、私は理学療法士として作業療法士としての専門性に欠けるから、絶対にこの分野は私たちですということに欠けるからではないかなと思います。
 一般的になっている理学療法の考え方ではまだ未熟なような感じがします。
 私自身が未熟なのにそんなこと言っていいのか分かりませんが、理学療法は応用科学であるが故に、いっちょ噛みな部分が多いのではないか。
 学校で習う生理学は一部であるし、生理学分野や専門家では当たり前に分かっていることを知らないことだってたくさんあります。
 今、それを私は感じざるを得ない状況です。
 話を戻すと、医師や看護師と対等に話すためには、同じ知識を身につけることではなく、リハビリテーション特有の知識を育む、創り出すことが必要だと思います。
 最低限の知識は必要ですが、同じ知識を持つ人間が集まるより、違う知識を持った人間が集まった方が、多面的に患者さんをとらえることができます。
 それがチーム医療ではないでしょうか。

 でもリハビリテーションはまだできて浅い学問ではあります。
 ここで止まっては良くない。
 もっと進んでいかないといけません。
 なので、体調を崩さない程度に自分のペースを上げようと思います。

 偉そうなことを言っていますが、自分が一番アマちゃんのようです。
 もう少しギアを上げてないといけないことを実感する近頃です。

2010年9月3日金曜日

走りっぱなし

 今が踏ん張り時です。
 大学院もあっという間に1年と5カ月経ちました。
 やっと一つの研究が終わって一段落したいのですが、そうはできず、解析作業と中間発表の資料作成に追われています。
 正直この後の月で休む時間を見つけられません。
 ずっと研究に追われそうです。
 10月から次の実験、そして修士論文の作成。
 それが終わると最終の発表です。
 その間には、講習会などの参加が目白押しですし、去年出せなかった学会への投稿もしないといけません。
 それに忘れてはならないのが臨床です。
 臨床でもデータをとって、試行錯誤し、発表できればと思います。
 手術予定の整形の方がいて、その方はおそらく長い付き合いになりそうなので、臨床のデータをとらせてもらおうと考えています。
 あっという間に年末になりそうです。

 研究の解析処理や結果、考察を書くことは人生で2回目です。
 1回目は、専門学校の時の卒業論文を書いた時でした。
 全く自分で考えて書いてなかったように思います。
 解析は先生がやってくれて、考察ぐらいです。
 考察と言っても知識不足の状態なので浅かったでしょうし。
 今回は、そうは行きません。
 臨床にいながらも1年間研究者としてやってきたので、しっかりと相手に伝えないといけません。
 やりっぱなしではなく、それを処理する能力とそれを伝える能力がないと意味がありません。
 でも、なかなか思うようにいきませんし、これで伝わるかもよく分かりません。
 不安がどんどん募る毎日です。

 そう言っても自分のできることを精一杯やるしかないですね。

2010年8月28日土曜日

追い詰められております

 ここ最近、臨床でも忙しく、帰っても研究のデータ解析で時間に追われ、よく分からない状態に陥っています。
 ゆっくり考える時間がなく、思考の整理ができません。
 ただひたすらに追い詰められている感覚。

 数字とのにらめっこは疲れます。

2010年8月21日土曜日

統計との戦い

 ブログを書くのは久しぶりです。
 7月から今までずっと研究のことで頭がいっぱいでした。
 今もこれから研究の統計をやろうと思います。
 来年の3月に大学院を修了できるのか不安な気持ちでいっぱいです。
 修了することが目的ではないですが、ある期日までにやり遂げるということが大切だと思います。
 また、悪い癖で逃避傾向です。
 よく分からないことにぶつかると逃避してしまいます。
 統計って難しい。
 何が難しいというと、言葉がよく分からない。
 次に数字がたくさん出てくる。
 それになんかごちゃごちゃしている。
 という印象です。
 ただ、統計にも歴史があって、それはそれで面白いです。
 頑張って統計を自由に使えるように勉強します。
 ただ時間が全くありません。
 やりきるだけです。

2010年7月12日月曜日

教えるということの難しさ

 以前書いて消してしまったと思っていた文章が見つかったのでアップしました。

 今、学生さんを指導させてもらってます。
 非常に教えることが難しいです。
 自分が当たり前で普段は口にしないことを言葉にしないといけないので、大変です。

 学生さんは苦戦中です。
 どうやったら今までの考え方から抜け出せるのか。
 もう少し新しい発想ができるのか。
 マニュアル化から抜け出せるのか。
 方法論だけが出てきて、なぜそうなるのか、その方法にはどのような意味があるのかということが置き去りになります。
 臨床での必要な知識は暗記ではないと思います。
 治療に活かすために、意味が大切になってくるのだと思います。
 だから、学校の勉強より、臨床で学んで、本を読むことは楽しい。
 マニュアル化では、その楽しさが産まれません。
 学生さんには臨床の喜びとか楽しさを伝えたいと思うのですが。

 学生さんも苦戦していますが、私自身も苦戦しています。
 後もう少しですが、なんとか学生さんと頑張りたいと思います。

 この実習が少しでもステップアップできるきっかけになって欲しいと思います。

2010年7月2日金曜日

結果がすべて

 ワールドカップで日本代表が善戦し、おとつい、日本へ帰国しているのをニュースで見ました。
 手の平を返したような反応だなあと思います。
 ワールドカップ前までは、負け続きで退陣の話まで出ていたのに、予選突破でこんなにも反応が変わるのかと思う程です。
 ただ、よく考えると、岡田監督は目標には到達できていないのです。
 目標は世界のベスト4です。
 それなのに、あの会見はどうなのか。
 笑顔が多すぎる。
 目標に達せなかったのに堂々とし過ぎていると感じます。
 別に岡田監督を批判しているわけではないのですが、日本人はコロコロ気持ちが変わるものだなと思いました。
 岡田監督自体も、外からの評価には流されないという言葉を言っておきながら、目標に及ばなかったのにも関わらず、笑顔です。

 結果がすべてです。
 気持ちで流されることも悪いことだとは思いませんが、やはり結果なのです。

 患者さんがセラピストに一番求めていることは、結果を残すことです。
 つまり元の身体に治るということです。
 元の生活に戻れるということです。

 私は臨床でも研究でも、結果を残せていません。

2010年6月14日月曜日

興味があちこちに

 ここ最近、ずっと研究、臨床以外のことを勉強してしまっています。
 疼痛や足部について、文献集めに走ってます。
 疼痛に関しては、この前の学会から影響を受けて、文献を集めて読んでます。
 日本語ばっかりですが。
 知らないことがたくさんあります。
 インターネットはかなり便利です。
 やっぱり、学会に行って興味があった話の文献をたどることは非常に大切です。
 枝が広がります。
 有名な人であれば、かなり文献が出てきます。

 足部に関しては以前から臨床で患者さんを診ることがあり、ちょくちょく、自分で考えることもあり、少し本格的に文献を集めておいた方が良いと思ってます。
 ギプス固定中のexerciseに興味があって、色々考えてます。
 今日も色々思うことがあり、検証するために実験をしないといけないことが思い浮かんできます。
 ただ、まだ、海外の文献でどんなことを言われているか調べていないので、微妙ですが。

 今年度で、大学院も修了のため、実験しないといけないのですが、進んでおりません。
 まだ、空想の段階です。
 自分の考えたことを形にしてこそ意味があるんだと思います。
 実行能力が低い。
 妄想が多い。
 もっと現実的に物事を進めていかないといけない。
 早く進めないといけない。
 
 逃避傾向なのかも。
 ここ最近、全体的にパワーが落ち気味だなあと感じます。
 まだまだ、経験年数も若いので、エネルギッシュに行きたいもんです。

2010年5月27日木曜日

夢を現実に変える一歩

 今日は学会に参加してきました。
 疼痛に対してのパネルディスカッションを聞きましたが、非常に勉強になりました。
 基礎科学を元に、話が展開されていて、ごまかしがきかないディスカッションでした。
 自分の臨床で治療している場面を思い起こすと、治療する患者さんによっては大なり小なりありますが、科学的な根拠がない部分があります。
 今日のディスカッションを聞いて、いかに自分の臨床があやふやで、裏付けがないということを痛感しました。
 ここ最近、学会や勉強会に出るたびに自分の勉強不足、臨床の視点の足りなさを感じます。

 2000年から痛みの10年と言われ、大規模に欧米で調査されていることさえ、知りませんでした。
 そう言われているにも関わらず、日本では慢性疼痛に対しての治療がほとんど発表されていないと知り、またまたびっくりしました。
 慢性的な疼痛を持つ人の割合の多さにもびっくりします。
 たしかに、慢性的な肩こりや腰痛を持っている方は、たくさんいますし、治療したこともあります。
 よく、年のせいや対して痛くないから治療しなくてもいいと言われますが、これらの症状も慢性疼痛であり、治療対象となるのです。
 たしかに、慢性疼痛に対して、理学療法として今まで、何もできていなかったと発表された先生方が言われていましたが、その通りだなと思います。
 治療することが難しく、それに加えて、原因がはっきりしないことから、言い訳をしてほったらかしにしてきたのかもしれません。
 ここからが慢性疼痛の理学療法が始まる時だとも言われていました。
 私は、今まで治療できていなかった慢性疼痛を治療が可能になるという期待が高まっていましたが、よくよく考えると、どのような症状の患者さんをどのように治療していくか、どうしてその治療が良いのかを考えていませんでした。
 ただ、漠然と大きな夢を描いて、それに期待を抱いていただけでした。
 もう少し、現実的にどのような根拠に基づいて、どうした治療を展開していくのかを考える必要があるなと思います。
 でっかいことを夢見るだけではなくて、目を現実に向けて一歩ずつ着実に進んでいかないといけません。
 もっと、もがかないといけない。
 研究も同様だなあと感じました。
 どんな研究をしたいか考える時は楽しいです。
 新しいことを知ったり、自分でそれに対して、考察したり。
 ただ、自分の考えを証明するためには、実験という手続きを厳密に地道にしないといけません。
 大きな目標ばかり追いかけて、それに向かうための一歩ずつの歩幅を考えていませんでした。
 どのように歩いていくかが大切です。

 今回、学会に参加して、一つ物事の見方が変わったなあと感じました。
 それに、色々な方のお話が聞けて、非常に実りがあった1日でした。

2010年5月15日土曜日

同じ轍は二度と踏まない

 色んなものに追い詰められて、何も手がつかなくなっている状態です。
 正直しんどいです。
 研究の実験をようやく開始し、どうやって統計をしていったらいいのか、数字と格闘中です。
 実験して、数字とにらめっこして、実験しての繰り返しです。

 その合間に目の動きについて興味があり、「眼と精神」という本を読んでいます。
 2003年に出版された本ですが、知らないことがたくさん書いてあります。
 著者の彦坂先生は大脳基底核の研究をされていて、眼についての話が展開されていきます。
 会話形式で話が進んでいくのですが、その中に非常に感慨深い話がありました。
 『認知神経科学の人達は、大脳皮質から基底核に入ってくるが、脳幹や脊髄のことはあんまり知らない。逆に下からはあんまり上がっていかない。』
 まさに今、理学療法士の世界でも生じていることではないかなと思います。
 最近、脳科学といって、大脳皮質が注目されていますが、脊髄や脳幹レベルの話が置き去りにされていて、上だけで考えてしまうことが多い。
 自分もその部類です。
 下の方の脊髄や脳幹、筋で何が起こっているのか知らないとアプローチの幅が狭くなってしまうし、現象が解釈できなくなる。
 人は皮質だけ、脊髄だけで、成り立っているわけではない。
 すべてが関係し、ネットワークとして働いているのだから、人を治療しなければならないリハビリテーションはそれを網羅し治療に生かす必要がある。
 7年前に言われていることから早く前に進まないといけない。
 ただ、この本で言われていることは、その間の研究はあまりされていないということです。
 それをすることは難しいと言っています。
 ただ、難しいからといって、しないわけにはいかない。

 同じことを繰り返さないように、今まで通りではいけない。
 今までの知識を生かして、次のステップへいかないといけない。

2010年5月1日土曜日

ややモチベーション↑

 ここ最近、ネガティブな考えが多いですが、ぼちぼちやっています。
 相変わらず、ペースが上がりませんが、それなりです。

 最近は、高次脳の文献の検索をしています。
 空間無視に対する文献は日本のものでも結構多いですが、失行となると極端に少なくなります。
 少し検索しただけで、空間無視に対しては、カロリック刺激や視運動性の刺激、頸部筋を振動するもの、プリズム眼鏡を使用する方法、鏡を用いた方法など色々な方法が試されていることが分かる。
 英文にはもっと多くの情報がありそうです。
 
 失行では治療に関する論文は空間無視に比べて少ない。
 それに加えて、「~失行」という分類が多すぎて、何が何やら分からなくなる。
 非常に細分化されていて、失行の病態が複雑であり、ややこしいです。
 簡単に検索をしただけなので、検索しきれていない部分があるとは思うが、失行の文献が日本文献で少ないのは以外でした。
 検索をかける前に、自分が持っている文献を探しましたが、失行などに関する文献をびっくりするほど持っていないのも驚きました。
 実は自分自身、失行のことを何にも知らないのではないか。
 
 知っているようで、知らないことがたくさんあります。
 もう少し自分の知識を詰めていかないといけない。
 真摯に向き合おう。

2010年4月24日土曜日

殻を破る

 4月に入り、新人の歓迎会が色んな部署ごとに行われています。
 先日、病棟の新人歓迎会に参加してきました。
 引きこもりがちな自分としては思い切ったことをして大丈夫かなとびびってました。
 行ってみれば、新しく入られたDrなどと話す機会があり、非常に良かったです。
 人づきあいがあまり得意ではない方なので、飲み会の場所などはできるだけ出ないように避けてきましたが、色々な人と話した方が得だなあと思いました。
 今までそのことでかなり損をしていたんだなあ。
 もう少し人と関係を持って、相手から求められるようになっていかないといけないなあ。
 仕事を引き受けることは、大変ですが、自分のためにもなるので、どんどん受けていこうと思います。

2010年4月21日水曜日

現実逃避したい時

 怒涛の4月になるはずですが、ペースが上がらず、日々スローペースな毎日です。
 いまいち、自分が今しなければならないといけないことが分かってないような気がします。
 やらないといけないことがあるのはあるのですが、何からしていいのか分からない。
 去年の4月も同じ様子だったような。
 それと、やや逃避的な部分があるような。
 しっかりしない感じです。
 そんな感じですが、勉強会などへは自分の能動性が少なくても参加できるので、参加しました。
 痛みの勉強会でしたが、自分が痛みのことを知らなさ過ぎることに驚きました。
 というか痛みに対して、今の知識でよく立ち向かっていたな、よく治療しているつもりでいたなと思いました。
 それを話されているのが、自分とそんなに年齢が変わらない人達です。
 今の自分はこんなんでいいのか。
 現実とのギャップに気がめいってきてます。
 ここ最近、実感としてフィードバックが帰ってくることがないので、げんなりしています。
 よくない悪循環です。
 げんなりするとやらなくなるから、もっとげんなりする。

 今、ブログを書いていて、やっと自分が現実逃避しているのが分かりました。

 そんなことを言っていてもしゃあないので、目の前のことに向かっていきます。
 自分のけつを叩かないと。
 いつまでも逃げても仕方がない。
 目の前に山積みの課題があるのだからやるしかない。

 正直、誰かにけつを叩いてもらいたいです。

2010年4月3日土曜日

自己反省

 新年度が始まりました。
 やらないといけないことが山積みです。
 データ取り、装置を依頼すること、臨床、勉強会に参加。
 だんだん追い詰められてきました。
 今後のことを予測するだけで、ゾッとして冷や汗が出てきます。
 自分がこの状況に置かれて思うことは、常々不器用だと感じます。
 並列的に作業ができないのです。
 こっちをやるとあっちが気になる。
 あっちをやるとこっちが気になる。
 自分のスタイルを確立していかないと、参ってしまいます。
 たぶん一つずつを確実にしていくことしか出来ないのだろうなと思いますが、そうもいかない状況です。
 もっとフットワーク軽く、動かないと大きくなれないなあと感じます。
 フットワーク軽く動いて、確実に積み上げていく。
 考えながら動く、動きながら考えられる。
 理想です。

 病院内でも大学院内でも動ける人になることが今年の目標です。

2010年3月20日土曜日

ダラダラのんびり生活

 久しぶりの投稿です。
 派遣というか、出張というか、関連グループの病院で理学療法をしています。
 今いるところにはネット環境がないので、ブログを更新できずいました。
 
 地域によって人の感じってこんなに変わるのかと実感しました。
 今いるところは、穏やかというか、のんびりというか、ゆったりというか、言葉では言い表せない感じです。
 つられて自分もゆったりしています。
 でもやることはやらないといけない。
 今の感じでは良くないと思いながら、ダラダラしている自分がいます。

 今年度もあとわずか、頭の回転が滞っているため、何とかしないといけないなあ。

2010年2月15日月曜日

個人と集団を見る2

 今日は大学院の課題で、統計の勉強。
 統計を知ることは大切だと思う。
 エビデンスと言われているものも統計学上のものである。
 集団と集団の違いを見ている。
 個人の特性をできるだけ少なくして、集団としての特性を見るために用いるものだ。
 有意差があり、2つの集団が違うと言えても、集団のすべてのものに違いがあるとは言えない。
 あくまで、選択肢としか考えられない。
 結局はセラピストが判断して治療する。
 そこにエビデンスはない。
 臨床がある。
 臨床は個人に対して施行していくものである。
 ただ、集団の効果を示すべき必要はある。
 それに集団で見た時に見えるものもある。
 エビデンスがなければ、作ればいいのでは。と最近思う。
 調べられていないものはエビデンスがないのではない。
 まだエビデンスとして出ていないだけである。
 エビデンスがないものとは有意差が出ていないものである。
 調査されていないものは調査すべき対象である。
 集団であるエビデンスと個人である臨床をつなぐことは簡単なようで難しい。
 
 言語の質的研究をしている文献を読んで、後輩と話していたが、やはり質的研究も個人の要素を極力少なくし、その集団の特性を出すものである。
 個人はデータ化すると排除される。
 ただ、集団を見ないと何が何か分からなくなる。
 道筋とでもいうものなのかもしれない。
 それは地図のようなものか。
 地図だけでは実際には上手に歩けない。
 実際に歩いた時に見えるものがたくさんある。
 小さな裏道であったり、隠れた名店。
 患者さんも同じかも。
 エビデンスは大きな道筋は分かるけど、実際に治療してみないと詳細は分からない。

 目の前に店があるのに、地図に載ってないから店がないとは誰も言わない。
 

2010年2月11日木曜日

個人と集団を見る

 ブログを書くことがだんだんスローペースになっています。
 おとついは、やっとプレ実験を開始。
 プレ中のプレですが。
 データをとっている時に考え過ぎている。
 結果は結果として受け取らないといけない。
 一つずつのデータを見ることは大切だが、全体としてのデータも考えないといけない。
 一つ一つに一喜一憂してはいけない。
 集団、全体を見ることと個人を見ることを分けないといけない。
 私の研究の本実験は理由があり、まだ先になりそうです。
 早く取りかかりたいが、準備が大切。

 昨日は臨床。
 最近、足部の患者さんをよく診させてもらうが、共通点を見つけることができたような気がする。
 足の中(前足部~後足部)で関係性の構築に困難がある。
 私たちが当たり前に感じることが、分からないことが多い。
 非常に不思議な感覚で、患者さんたちは歩いているようで、矛盾した運動、知覚で行為が行われている。
 今まで、そうは思っていたが、まさかこんなことまで、知覚できないのかとびっくりしました。
 細かく見ていくこと、言語の使用の仕方で、こんなに違うのかと感じました。
 個人を見ている間に、集団として、共通点に気付かされました。
 最初は、その患者さんだけだと思っていましたが、どうやら足部の骨折の人は多かれ少なかれ、その要素を持っているようです。
 個人から集団へ、集団から個人へ展開していくことが重要な気がします。
 
 研究も臨床もその点では同じではないかと思う。
 個別のケースばかり見ていても見えないこともあるし、集団ばかり見ていても見えないことがある。
 視点を使い分けることが大切であるし、それを自分が意図できているかが大切だと思う。

2010年2月5日金曜日

目的

 今日も治療終了後、病院に一人残り、大学院の課題を作成しています。
 あんまり臨床の勉強をしてない。
 やらないといけないことが多過ぎる。
 処理できていない。
 足部のことやら、視床のことやら、自分の研究のことやら勉強しないといけないことがたくさんあるのになあ。
 なんのために、やっているのか分からなくなる。
 結局は、治療するために勉強するはず。
 大学院に行ったのもそれが一つの目的なはず。
 もっと良い治療ができるように。
 それ以外の理由もあるけれども・・・。
 最近、よく分からなくなる。
 全部がつながる時がくるのか。

 早く研究を進めないと、9月ぐらいの学会には発表したい。
 それが一番の焦りの原因なのかも。

2010年2月3日水曜日

エンジン凍結中

 最近、かなり疲労感がいっぱいです。
 やらないといけないことが進まない。
 山積みです。
 
 エンジンが全然かかりません。

2010年1月25日月曜日

ブログ上の本棚

 久しぶりのブログです。
 ちょっと忙しくなると、すぐにブログを書かなくなるのは良くないですね。
 継続は力なりと言う言葉もありますから。

 今日は休みでした。
 土日は色々あり、疲れ気味で、ゆっくり体を休ませました。
 ネットを見ていると本棚をブログに載せられるということで、今日はブログに本棚を作成しました。
 ブログの右のところにある本棚です。
 読み切っていない本もゴロゴロありますが、一応おすすめの本を置いてます。
 興味があれば、読んでみて下さい。

 しかし、脳科学、神経心理学系の本が多くなりました。
 以前は、医療系の本を買っていましたが、最近はもっぱら文庫本のようなものが多いです。
 あんまり良くないような気がします。
 バランスよく読まないとなあ。

 もう2月が近づいてきました。
 大学の課題、自分の研究、臨床とやらないといけないことが盛り沢山です。

2010年1月12日火曜日

3連休

 土曜日からの3連休のうち、2日は大学の研究室にこもっていました。
 今はただひたすら、実験の準備をするのみです。
 後輩は2日間休みの日に手伝ってくれました。
 非常に申し訳ないです。
 なんとかして研究を進めないといけません。
 後輩のおかげもあり、とりあえず、第一段階の実験を行っていける状態にはなりました。
 今月が勝負になりそうです。

 昨日、3連休の最後の日は、買い物とご飯を食べに出かけました。
 久しぶりに外に出ると気持ちいいもんです。

 研究はかなり地道にコツコツやっていくものだあなあと身に沁みます。
 道は始まったばかりなので、もっともっと身を持って分かるのだと思います。

 今月は臨床に、研究に頑張ります。

2010年1月8日金曜日

急性期に思うこと

 4日より仕事始めだったのですが、患者さんは全く増えず、オーバーワークせず、ゆっくりとした時間が流れています。
 患者さんが少ないことは、良いことだとは思います。
 怪我や病気になる人が少ないからです。
 一人一人の患者さんを丁寧に診ることができるので、セラピスト、患者さんにとっても良いと思います。

 昨日から、脳出血の患者さんを診させてもらってます。
 右麻痺では失語や失行がポピュラーですが、右半側空間無視、身体失認も症状として出ています。
 失語、空間無視、身体失認と高次脳障害のオンパレード。
 セラピストとしては、手ごわいですが、患者さんはかなりの混乱状態のはず。
 頑張らないと。
 急性期の患者さんに何が重要なのか。
 急性期では患者さんは混乱状態にあると思われます。
 今まで動けていた、感じられていた身体の急激な変化、外部の環境が認識できないという混乱。
 そのために不穏状態になってしまう。
 もしくは外部との関わりを絶ってしまう。
 身体の整合性、特に左右の違い、身体のまとまりを感じることが大切だと思う。
 外部環境と関わりながら、身体を知っていくことが重要だと思う。
 おおまかですが、混乱からの脱却が必要だと思う。
 
 現在、早期離床が叫ばれているが、混乱した状態で離床すれば、さらに混乱を招いてしまうのではないか。
 身体のまとまりがある状態で、環境を変化していくべきだと思う。
 なぜ、脳が損傷すると、立てなくなるのか、座れなくなるのか、実は脳や身体がそのように安静の時間を必要としているのではないかと思う。
 動けないから動かすのではなく、動けないことの意味を考えないといけないと思う。
 そこに治療のヒントがあるような気がする。
 
 動けないのではなく、動かなくしているという解釈もあるのではないだろうか。
 動かなくしている時に、何が必要なのか。
 動くための静止期間ではないだろうか。

 考えがうまくまとまらないし、具体的でないが、なんとなくそう思う。

2010年1月6日水曜日

イメージを共有する

 今日は仕事は休み。
 でも研究の道具の作成を依頼するため朝早くから起きる。
 緊張しつつ、ネットで調べていた会社へ電話する。
 対応が早く、今日来ても良いということだった。
 個人で経営されていて、自宅の2階が事務所になっており、探しても見つからない。
 なんとか電話で、場所が分かって、さっそくどのような機械が必要か説明する。
 
 話し合いの際に、設計する時はお互いのイメージの共有が必要だと何度も言われていた。
 同じ動かすということでも、人によってイメージすることが違う。
 実際かなりのイメージのずれがあった。
 同じ言葉を話していても受注者と、全く違うことがあるという経験があるのだと言われていた。
 リハビリテーションでも同じだと感じた。
 同じやわらかいという言葉であっても、人によって意味が違う。痛みもそうである。
 共通の認識を作る必要がある。
 セラピストと患者さんの関係に近いかもしれない。
 しかし、イメージという言葉が頻繁に使用されていて、なんか分からないが嬉しかった。
 
 研究のために、違う職業の方と話す機会を持てたが、非常に勉強になったと思う。
 自分のイメージを伝えることは難しい。
 そこにはスケッチであったり、写真であったりするものが媒介となる。
 もちろん言葉もである。
 リハビリテーションも同じであると思う。
 身体が媒介となり、言語で修飾していくことで、セラピストと患者さんが共有することができるようになり、運動を教えていくことができるのではないかと思った。

 モノを作る立場の人と話すと自分のデザインがいかに曖昧か思い知らされる。
 寸法のことを聞かれても全く答えられなかった。
 何cmとか何mmが重要になってくる。
 少し、実験方法を見直す必要がある。
 もう少し詳細に考えようと思う。

 先は長い。
 しかし、少しは見えてきた。

2010年1月2日土曜日

文献整理

 正月の雰囲気にのまれてしまい、結局、ほとんど授業の見るのも研究のデザインも進まない。
 だらだらとテレビを見て過ごすことになってしまいました。
 だらだらついでに文献整理をやってみました。
 異常に増えた紙の山、読んでいない文献が出てくるわ出てくるわで、これ全部読んだらどうなるんやろと思ってしまうほどでした。
 乱雑な文献を分野ごとに整理していくと、読む文献の範囲が広がってきていることを確信する。
 2、3年前って理学療法とPTジャーナルしか文献は読んでなかったなあ。
 しかし、英文読めてない。
 この1年でちゃんと読んだ文献は20文献ぐらいです。
 せめて30から40ぐらいは読めるようにしたい。

 今年も頑張ろうと思います。