2009年12月18日金曜日

患者さんが退院する時に思うこと

 今日は、一気に患者さんが4人も退院。
 4人とも笑って退院できそうです。
 ほっと思いながらも、この後、患者さんたちはどんな人生を歩んでいくんだろうかと思う。
 理学療法士は患者さんの人生の一部でしか仕事をしない。
 自分の目の前からいなくなった患者さんの後は、分からない。
 
 いつも気になる。
 特に治療がうまくいかなかった患者さんや機能障害が残っている患者さんの退院のときには。
 どこまで良くなれば、リハビリテーションは終了できるのだろうか。
 歩けたら?、生活できたら?、以前と同じ状態に戻れたら?
 何が答えになるんだろうか。
 以前と同じ状態っていうことは治るを意味するが、私は治すことが出来た人が一人でもいるんだろうか。
 リハビリテーションが、治療できるように、終了できるようになる日はくるんだろうか。
 人を治療していくことの難しさを痛感する。 

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はじめまして。
真摯に 患者さんやお仕事に向き合っておられる様子に
敬服しています。

いま 交通事故のムチウチのリハビリで
理学療法士さんに お世話になっています。
わたしの 担当のかたも
同じようなココロを持っておられたらなぁ・・と
思いながら 読ませていただいています。。

どうぞ お身体ムリなさらないでくださいね。

また読ませていただきます。

高木 泰宏 さんのコメント...

コメント頂き、ありがとうございます。
私も口では大きなことを言っておりますが、思うように結果を出せてはいないと思います。
担当の理学療法士の方も、同様ではないかと思います。
私自身、むちうちの方を担当したことがありませんが、痛みがなかなかとれない症状が出るのではないかと思います。
お身体を大事にして下さい。