今日は文献収集に大学へ行ってきました。英文の文献検索はなかなか進みません。あっという間に時間が経つ。昼間は病院の後輩と共に昼食。終始理学療法についての話だった。病院の話やセラピーの話、あまり深い話にはならなかったが、理学療法に燃えていることが伝わってきた。考えは色々あるが、患者さんを治療しようとする気持ちが大切だと思う。
話の中で脳科学(認知神経科学)が出てきた。中枢がどのように働いているかということを知ることは大切である。今や脳ブームであり、大切であることは周知の事実。脳がダメージを受ければ、脳を見ないといけない。単純に考えればそうである。身体だけ見ていては、本質が見えてこない。しかし、脳だけ見ていても本質は見えてこない。身体と脳がお互いに影響し合って、システムとしてヒトがあるからだ。脳は身体を通して、環境に作用する。身体がない脳は意味がない。逆に脳がつぶれてしまうと、身体に意味が与えられなかったりり、それが不完全になってしまう。そのため環境からの情報を受け取れず、環境にうまく作用できない。どちらも考慮しないといけない。セラピストにとっては非常に酷である。勉強しないことは数えきれない。しかし、それをやっていけば、必ず良いセラピーに近づける。治すチャンスがあるということだ。
そんな事はあんまり話していないが、後輩の話を聞いているとそんな気持ちになった。今は学問が移行期に入っていて、脳科学はあまり学校では教えられていない。でも臨床では脳科学を取り入れながら治療を行っているものもいる。ばらばらである。なかなか統一した見解が出てこない。良く言えば、ビックウェーブにのっているのかも。波が落ち着く前に結果を出しておかないといけない。そのためには身体と中枢神経をとらえた治療を展開していくことが大切だと思う。ただ、私の現在の臨床を見るとそんなにえらそうに言える治療はできていない。その気持ちを忘れず、一つ一つ、超えないといけない目標を達成していこうと思う。
そのためには知識をつけないといけない。そして患者さんと向き合わないといけない。
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